困っている人
当記事ではこの様な悩みを解説します!
当記事を読み終えた後にはTradingViewのアラート機能を使いこなせる様になっています。
この記事を書いた人
リュード
- FXトレード3年目のスイングトレーダー
- 2年目で平均月利+17%維持
- 1トレードで100pips~200pips獲得するのが得意
目次
TradingViewのアラート機能の特徴
【PC閉じても大丈夫です!】
TradingViewはご存知かと思いますがMT4などと違ってアプリケーションではなく(スマホ版アプリはありますが)、ブラウザ上で利用できるツールです。
なのでアラートの設定管理もサーバー上で行っているのでたとえPCをシャットダウンしてもアラートが機能します。
MT4の場合はPCを起動させたままにするか、月額料金払ってVPSを契約する必要があるのでこの点は利点だと思います!
アラートが設定できる数にはプランごとで限りがある
この通り
- 無料プラン → 1個
- PROプラン → 10個
- PRO+ → 30個
- PREMIUM → 400個
プランごとでアラートが設定できる数に限りがあります。
アラートの必要頻度に応じてプランの変更が必要な場合もあるかもしれませんね…
参考 TradingView公式サイトアラートの設定のやり方
チャートの上にある「アラート」をクリック
チャートの上の方にある「アラート」をクリックします。
拡大するとここですね。目覚まし時計マークがついているので分かりやすいかと思います!
するとこの様にアラート設定管理画面が表示されるので、ここで任意に設定します。
トレンドラインやインジケーターにアラートを設定したい場合
またチャート上の「アラート」をクリックして設定画面を表示させる他に
例えばこのトレンドラインにアラート設定したいと思った場合
アラートを設定したいトレンドライン上で右クリックすると
この様なメニュー画面が表示されるので1番上の「トレンドラインにアラートを追加」をクリックすると
この様にトレンドラインにアラートを設定する画面が表示されます。
次にインジケーターにアラートを設定する場合も要領は同じで
例えば移動平均線にアラートを設定したい場合は、設定したい移動平均線上で右クリックすると…
この様にメニュー画面が表示されるのでこの中「MA,(closed)にアラートを追加」をクリックすると
この様に移動平均線にアラートを設定する画面になります。
この様にインジケーターにアラートを追加する場合は
「インジケーター上で右クリック」→「(アラート設定したいインジケーター)にアラートを追加」
といった手順でアラートの設定ができます。
各種アラート通知の条件の解説
- ①でアラートを設定したい通貨ペア
- ➁がアラートが鳴る条件
- ➂でアラートが鳴る値
を設定します。
特に➁のアラートが鳴る条件の設定が直感的に分かりづらいので具体例を挙げて詳しく解説します。
交差
文字通り指定した価格を交差したらアラートが鳴る設定です。「交差」という名前ですが感覚的には
指定した価格にタッチしたらアラートが鳴る、という設定で理解して頂いて大丈夫です。
現在価格に対して上昇・下降は問いません。
上に交差
「上に交差」はこの様に指定した価格に対して下から上に交差した時にアラートが鳴る設定です。
上昇トレンド中の押し目買いを狙いたい場合に便利な設定です。
具体例:
現在ドル/円に価格が109円で上昇トレンド中、一旦108円まで戻った後108,500で押し目買い狙いたいから108.400でアラート設定したい
下に交差
「下に交差」はこの画像の様に指定した価格に対して上から下に交差した時にアラートが鳴る設定です。
下降トレンド中に一旦価格が上昇した後の戻り売りを狙いたい場合に便利な設定です。
具体例:
現在のドル/円価格が109円の下降トレンド中、一旦110円まで上昇した後109.500で戻り売りをしたいから109.600でアラート設定したい
より大きい
「より大きい」は指定した価格より上にロウソク足がきていたらその間アラートが鳴り続けます。
具体例:
現在ドル/円109円で上昇トレンド中、
110円が信頼できるレジスタンスラインなので何度も反発する可能性高いが、もしラインブレイクするとまた一気に上昇する可能性大
アラートを110円「より大きい」で設定する事で110円をラインブレイクしている間はアラートが鳴り続けるようにしたい
※110.000ジャストではアラートは鳴りません、110.001以上でアラートが鳴り続けます。
より小さい
「より小さい」は指定した価格よりロウソク足が下にきている間はアラートが鳴り続けます。
具体例:
現在ドル/円109円で下降トレンド中。信頼できるサポートラインが108円にあり何度か反発すると見立てているが、
もしラインブレイクしたら一気に下降しそうだからアラートをサポートラインの108円「より小さい」と設定する事でラインブレイクしている間はアラート鳴り続ける様にしたい。
※108円ジャストでは鳴りません、107.999以下でアラートが鳴ります。
チャネルに入る
この画像の様にチャネルラインに入ったタイミングでアラートが鳴る設定です。
チャネルから出る
画像の通り、チャネルラインの外に出たタイミングでアラートが鳴ります。
チャネルの内側
ロウソク足の値動きがチャネルライン内にある間はアラートが鳴り続けます。
チャネルライン内に価格が収まっているかどうか把握する為に使います。
チャネルの外側
チャネルライン内にあったロウソク足がブレイクして、チャネルラインの外側に出ている間アラートが鳴り続けます。
上に移動
「上に交差」に期間を定めたアラートの設定方法。
例えば
現在がドル/円が107.950で今日から3日間限定で109.000より上にきたらアラートで通知がほしい。といった場合
ドル/円の日足を開いた上でアラートの設定画面を開いて
条件の項目に
- USD/JPY
- 上に移動
- 1.050(107.950から109.000までの差を入力)
- バー:3(3日間は日足だとロウソク足3本分だから)
と設定すればOKです。
通知期間は
この4種の中から選べばOKです。
下に移動
「下に交差」に期間を定めたアラートの設定方法で
現在ドル/円の107.883で5時間以内に107.500を下に下降したらアラートで通知、という設定をしたい場合
ドル/円の1時間足を開いてアラートの設定画面を開いて条件のところに
- USD/JPY
- 下に移動
- 0.383(107.883と107.500の差を入力)
- バー:5(1時間足だと5時間はロウソク足5本分だから)
と設定すればOKです!
通知期間は
この4種から選んで下さい。
上に%移動・下に%移動
「上に移動」のアラートが鳴る上限を現在の価格の%で設定するバージョンです。
例えば現在のドル/円価格が107.945だっだとして3時間以内に価格の10%上昇したらアラートで通知、といった設定をしたい場合
ドル/円の1時間足を選択してアラートの設定画面を開き、条件を
- USD/JPY
- 上に%移動
- 10% バー:3(3時間は1時間足だとロウソク足3本分だから)
と設定すればOKです!
107.945の10%上昇だと118.945に達するとアラートが鳴る設定ですね(実際数時間でここまでの値動きはあり得ないですけど…)
アラートの期間は同じくこの4種から選んで下さい。
「下に%移動」は「上に%移動が」が逆になっただけなので省略させて頂きます。
アラートの有効期限の設定
アラートの有効期限の設定はこの赤枠の部分で任意に設定できるのですが
青枠で囲った無期限の設定はPREMIUMプランでしかできないので要注意!
この通りPREMIUMプラン以外のアラートの有効期限は2ヶ月が最大となっています。
TradingViewのアラートの通知方法
スマホで通知を受け取りたい場合
アラートをスマホで受け取りたい人は事前にスマホのTrading viewアプリの通知設定をONにする必要があります。
以下iphoneの通知設定のやり方ですが
【設定】→【TradingView】と進むとこの画面になるので「通知オフ」をタップします。
次にここをタップして
「通知を許可」になればOKです!
スマホの通知設定をONにしたらアラート設定画面の「アプリに通知」にチェックを入れるとPCと同時にスマホにもアラート通知が行くようになります。
ポップアップ表示
アラート設定画面で「ポップアップ表示」にチェックを入れるとチャート上にアラート通知がポップアップで表示されます。
実際はこの様に表示されます。
Eメール送信
ユーザー登録の際に設定したEメールアドレスにアラートを通知します。
TradingViewにEメールアドレスの登録ができていない場合はチャート左上のこの赤枠の部分をクリックし
プロフィール選択をクリックします。
プロフィールの設定画面の右上の「Eメール」の項目に通知を送りたいメールアドレスを入力して「変更を保存」をクリックすればOKです!
Eメールを登録の上でアラート設定画面で「Eメールを送付」にチェックを入れればメールに通知が送られます。
この様な感じでメールのアラートの通知がきます。
Webhookを使ってLINEにアラートを通知(有料プラン限定)
TradingViewの有料プラン限定で
Webhookを使ってLINEに通知を送る事も可能なので手順を紹介します。
まずはIFTTTというアプリ同士を連携するツールが必要なので以下サイトで無料アカウントを取得します。
参考 IFTTT公式サイトIFTTTIFTTTのサイトの画像赤枠部分にEメールアドレスを入力して「Get Started」をクリックする事で簡単にIFTTTの無料アカウントを作成できます。
Appleアカウント・Googleアカウント・facebookアカウントでも登録できます。
アカウントを作成したらホーム画面右上にあるプロフィール写真をクリックするとメニュー一覧が表示されるのでその中の「Create」をクリックします。
この様な画面になるので「If +This Then That」の「+」をクリックします。
検索欄に「webhooks」と入力して検索欄下のwebhooksのアイコンをクリックします。
「Connect」をクリックします。
「Receive a web request」をクリックします。
Event Nameを入力します。今回は「test1」と入力しました。
その後「Create Trigger」をクリックします。
「+」をクリックします。
検索欄に「line」と入力してLINEのアイコンをクリック
「Connect」をクリック
LINEアプリのログイン画面になるのでご自身のLINEアカウントに登録したメールアドレスとパスワードを入力して下さい。
「同意して連携する」をクリックします。
連携させるとLine Notifyからこの様にLINEに通知がきます。これで連携が完了します。
「Semd message」をクリックします。
Recipientでは通知をどこに送るか選択できます。
自分のLINEに通知する場合は「1:1でLINE Notifyから通知を…」のままでOKです。
Massegeは通知の際のメッセージを変えたい場合のみ変更して下さい。基本このままで大丈夫です。
Photo URLは通知の際に添付したい画像のURLを貼ります。空欄でもOKです。
設定が終わったら「Create action」をクリックします。
「Finish」をクリックします。これでwebhookを使ってLINEにアラートの通知がいく設定が完了です!
次に
IFTTTのホーム画面の右上のプロフィール画像をクリックしてメニューを開き「My services」をクリックします。
「Webhooks」をクリックします。
先ほど設定したLINEの通知があるか確認した上で右上の「Documentation」をクリックします。
青枠で囲んだ【event】と書かれた部分を先ほど入力したEvent Nameに変更します(今回の場合「test1」)
それからこのURLをコピーします。
TradingViewのアラート設定画面の「Webhook URL」にチェックを入れ
先ほどコピーしたURLをペーストして全ての設定が終了です!
この様にLINEに通知が届きます。
サウンドを鳴らす
アラート設定画面のこの青枠で囲った所に
- 「サウンドを鳴らす」にチェック
- サウンドの種類を選ぶ
- サウンドが鳴る頻度の選択
これらを選ぶ事でアラート通知と共にサウンドが鳴ります。
スマホのSMSに通知を送る
(PREMIUMプラン限定)
「Eメール-to-SMS」にチェックを入れる事でスマホのSMSに通知を送る事ができます。
ただしこちらはPREMIUMプラン限定で使う事ができます。
アラートの管理画面の使い方
アラートの管理画面の表示方法
アラートの管理画面はチャート右側の目覚まし時計マークの「アラート」アイコンをクリックする事で右側に表示されます。
拡大するとこの様な画面
上半分がアラート管理、下半分が過去のアラートのログです。
アラート管理画面の各アラート設定の左に色が付いていますが
- 緑色→アラートがアクティブ(現在有効な状態)な状態
- 黄色→アラート通知が「1回のみ」の設定で既に通知済
という意味です。
アラートの停止・編集・削除のやり方
アラート管理画面の各アラートにカーソルを合わせると「停止・編集・削除」のアイコンが表示されるのでここをクリックすればOKです。
この動画で見た方が分かりやすいかと思います。
アラートが鳴らない場合の対処方法
Tradingview上でアラートが鳴るかどうか確認する
アラート設定画面からTradingView上でアラートが鳴るかどうか確認ができます。この画像の赤丸の再生アイコンをクリックして音が鳴るか確認をしましょう。
この様な感じでやればOKです。
もしTradingViewでサウンドが鳴らなかった場合、ブラウザのサウンドがミュートになっている可能性があるので確認をしましょう。
PCのサウンドの設定を確認する
PC自体がミュートになっていると当然音が出ないので確認しましょう。この場合Youtubeなど他サイトの音声も出ない状態です。
Windowsの場合デスクトップ画面で右クリックすると、この様なメニューが表示されるのでこの「ディスプレイ設定」をクリックします。
ディスプレイ設定画面の「サウンド」を選択して「マスター音量」で音量を調節します。
TradingViewのサポートに問い合わせる(有料プラン限定)
どうしても対処法が分からない場合はTradingViewのテクニカルサポートに問い合わせをしましょう。
テクニカルサポートへの問い合わせは有料プランに申し込んでいる人しかできません。
テクニカルサポートへの問い合わせはまずチャートの右下の「?」アイコンをクリックします。
「アラート」をクリックします。
あとはこの動画の通りにやって頂ければ大丈夫かと思います。
ただしTradingViewのサポートは日本語がカタコトなのであまりいい答えは返って来ないかもしれませんね…
以上Trading Viewのアラートの設定のやり方をまとめて解説しました。
長文お読み頂きありがとうございます^^
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