困っている人
- 損切りできなくて何度も強制ロスカット喰らっている
- 分かってはいるんだけど損切りができない
- 損失を受け入れる事ができない
お気持ちよく分かります。
なぜなら
僕もFX始めた1年目は上手く損切りができずに3回も強制ロスカットを喰らったからです。
「損切りができない」
はFX初心者の方が共通して最初にぶち当たる壁だと思います。
この最初の壁を乗り越える為に
損切りができない人に共通する考え方(マインド)や行動パターンについて
過去の自分を振り返りつつ、まとめてみました!
この記事の信頼性
リュード
- FXトレード3年目のスイングトレーダー
- 2年目で平均月利+17%維持
- 1トレードで100pips~200pips獲得するのが得意
目次
【1】
含み損を抱えても
保有し続ければいつかプラスに転換すると思っている
個人的に損切りできない1番の理由は
「含み損を抱えても、保有し続ければいつかプラスに転換する」
と思い込んでいるから、だと思っています。
確かに理屈の上では、含み損を抱えていてもポジションを保有し続けていれば、いつかはプラスに転換します。
でも、「いつか」っていつなんでしょうか?
例えば、この2020年の9月10日に上記のタイミングで買いエントリーしたとすると…
この記事をアップした2021年7月現在に至るまでの
約10ヶ月1度もプラスに転換していません
しかも現在の含み損は-6,800pipsにまで達しています。
更にFXはレバレッジが効くので損失の金額も膨大になります。
損切りしないで放置すると間違いなく強制ロスカット喰らいますし
恐らく普通のメンタルの持ち主だったら強制ロスカット喰らう前に
手動で損切りしてしまうのがオチでは無いでしょうか?
損切りの重要性に関しては以下の記事でも解説しているので参考にして下さい!
【2】
勝率が高くないと稼げないと思い込んでいる
損切りができない人は
「勝率が高くないと稼げない」
と思い込んでいる人も多いです(僕がそうでした…)
勝率が高くないと稼げないと思い込んでいるから
負けを確定させる損切りという行為=悪になってしまうんですよね。
FXで稼ぐ為に重要なのは勝率×リスクリワードのバランスです!
リスクリワードとは
- リスク=損失
- リワード=利益
の事で
だったら
リスクリワード=1:2という事になります。
それに勝率を上げつつ稼ぐのは困難です
なぜなら
相場は僕らトレーダーが思った通りの値動きをする事の方が稀だからです!
なので
多少勝率を犠牲にしてでもトレンドフォローをして
1度値動きの波に乗ったら徹底的に利を伸ばす
「損小利大」の方が稼ぎ易いです!
【3】
稼ぐことに執着し過ぎていて、損失を受け入れられない
具体的には損切りできない人は以下の様な傾向が強いです。
負けられない状況に追い込まれている
極端な例を挙げると
- 借金返済の為にFXをやっている人
- 借金で証拠金を準備してFXやっている人
が分かり易いです。
メンタル的に負けられない状況に追い込まれているので
適切な損切りが極めて困難になります。
ここまで追い込まれていなくても
- 仕事を辞めて固定収入が無い状態でFXやっている
- 生活費の大半をFXに注ぎ込んでいる
といった人達もメンタル的に不安定で負けられない状況から損切りがし辛くなります。
当然ですが投資(投機)は余裕資金でやるのがセオリーです。
メンタル的に追い込まれた状況でトレードをやるのは泥酔した状態で自動車を運転するのと同じレベルの禁忌に等しいのでやらないように注意しましょう!
稼ぐことのみフォーカスして、損失を一切想定していない
これも強制ロスカットを繰り返していた頃の体験談なのですが
損切りできない頃はエントリーする際に
稼ぐことのみフォーカスして、損失は一切想定していませんでした
具体的には1日で+10%~20%稼いでやろう!
みたいな過度な自己都合を抱えた状態でトレードしていました。
当然ですがリスクとリターンは裏表なので
1日10%~20%稼ごうと思ったら、1日に10%~20%失う可能性もあります
少し連敗しただけで1日で40%損失とかアッサリ出してしまう事もあります。
1日で-40%くらいの損失が出ると徐々に冷静さが失われ
「損失を取り戻したい」という自己都合の極致みたいな感情が芽生えてきて
自分自身で「負けられない状況」を作ってしまっていました。
結果、含み損は膨らんでも
「いつかプラスに転換するだろう」
と、更に自己都合を持ち込んで放置した結果
強制ロスカット…
というのが定番の退場の仕方でした…
【4】
エントリーの根拠が不明確
FXの損切りのタイミングは
エントリーの根拠が崩れたら損切り
が大正解です!
なので
エントリーの根拠が明確になっていないと根拠が崩れた基準が分からず
損切りのタイミングが曖昧になり
結果、損切りができなくなります。
エントリーの根拠が曖昧な人は、まずは水平線の引き方を極めるのをおすすめします!
なぜなら
エントリーの根拠の本質は「価格が反転するタイミングの見極め」であり
価格の反転を判断する手段として水平線が最もシンプルで使い易いからです!
水平線の引き方に関しては以下の記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。
【5】
エントリーした後に損切りするかどうか考えている
損切りできない人の多くは
エントリー後の含み損が膨らんだ後に含み損をするかどうか考えます。
これだと上手く損切りがきません。
なぜならば
エントリーした瞬間からメンタルに負荷が掛かり、正常な判断ができなくなるからです!
含み損を抱えた状態は殊更正常な判断力が損なわれているので特に適切な損切りがやり辛いです。
損切りができる人は1番冷静なエントリー前から
- どこで損切りするのか?(負けたら幾ら損失を被るのか)
- どこで利確するのか?(勝ったら幾ら稼げるのか)
を想定内にしています。
要は勝つことも負けることもエントリー前から想定内にしている、という事です。
自分に都合の悪いこと(=負けること)を想定内にしているから
エントリーの根拠が崩れるレベルの含み損を抱えても想定通りい損切りができるのです!
例えるならば、災害に備えて
- 非常食を備蓄しておく
- 避難場所を把握しておく
- 家族と離れ離れになった場合どこで落ち合うか予め決めておく
といったことを事前に想定内にし準備しておけば
全く準備していない人と比較すると災害時にある程度冷静に対処できると思います。
損切りも似たような感じで
事前(エントリー前)にどのタイミングで損切りをすべきか明確に決めておいて
含み損を抱えたら想定通りに損切りする、というやり方がメンタル的に負荷が少なく理想だと思っています!