FXの勉強をある程度された方だったら勝ち続けているトレーダーは
「一定のルール(チャートパターン)に従ってトレードしている」
という事はご存知かもしれせん。
この記事では数多く存在しているチャートパターンの1つ
「フラッグ」
について詳しく解説しています。
この記事を読んで実践する事で
- まだ手法やルールが決まっていない
- 感覚でトレードをしていて利益が出ない
- もっと勝ちパターンを増やして稼ぎたい
この様な悩みを解決する事が可能です!
目次
FXの
王道チャートパターン
「フラッグ」とは?
フラッグとは
トレンド継続型のチャートパターンで言葉で表現すると
- 上昇したトレンドが一旦右肩下がりのレンジを作り、ブレイクして再び上昇する
- 下降したトレンドが一旦右肩上がりのレンジを作り、ブレイクして再び下降する
といったパターンになります。
言葉の説明だとまだ分かりづらいので図を使って解説すると…
上昇トレンド中のフラッグ
- 上昇したトレンドが
- 右肩下がりのレンジを作り
- ブレイク後再び上昇する
これが上昇トレンド中の「フラッグ」です。
実際のチャートで見るとこの様な感じです。
下降トレンド中のフラッグ
- 下降したトレンドが
- 右肩上がりのトレンドを作り
- ブレイク後再び下降する
これが下降トレンド中の「フラッグ」です。
実際のチャートで見るとこの様な感じです。
ちなみに「フラッグ」というチャートパターンの名前の由来は
旗(₌英語のフラッグ)の形とチャートパターンの形が似ているから
というシンプルな理由です。
確かに似ていますね 笑
直感的にもどんなチャートパターンか分かりやすくていいネーミングだと個人的に思います!
フラッグを使った手法の
2つのメリット
【1】トレンドフォローなので安心
ジョージ・ソロスの格言に「トレンドイズフレンド」という言葉がある様に
トレードで長期的に勝ち続ける為には「トレンドに逆らわない事」が定石です!
フラッグを使ったチャートパターンの本質は
「トレンドの最中のレンジをブレイク狙う」
なので
様はトレンドフォロー(順張り)の押し目買い・戻り売りに相当するので
相場の流れに乗っかった比較的リスクの少ないチャートパターンと言えます。
【2】優位性が高い
フラッグというチャートパターンはこの画像の様に
トレンドの最中に一旦レンジで下がった(上がった)あとのブレイクしたタイミングでエントリーするので
その分利幅が広くなって優位性が高くなる(₌リスクリワードが良い)場合が多いのも利点です
実際のチャートで
フラッグを見つけるポイント
平行チャネルラインを使う
フラッグを見つける際には
「平行チャネルライン」
を使うのですが
平行チャネルの相方の線であるトレンドラインを引く際には
しっかり2箇所以上抵抗性として意識されているトレンドラインを引きましょう!
この画像のトレンドラインだと計4箇所も抵抗性として意識されているので
信頼性が高そうです!
トレンドラインと平行するラインもしっかりと2箇所以上抵抗線として意識されている事が大事です!
平行チャネルラインを引くときの基本的な事なのでしっかりと抑えておきましょう。
ブレイクする方向のラインが
綺麗に抵抗線として意識されている方が
勝率が高くなる
もう1つ意識してほしいポイントが
「平行チャネルラインのブレイクする方向が綺麗に抵抗線として意識されている方が勝率が高くなる」
という事です。
先ほどの例の画像だと
トレンドの方向のラインが綺麗に4箇所も抵抗線として意識されているので
このトレンドラインは抵抗線として信頼性が高い事を意味しています。
裏を返せばこの信頼性の高いトレンドラインをブレイクした、という事は
右肩下がりのレンジを脱して再び上昇トレンドに転じる可能性が高い事を意味しています!
だからブレイクする方向のラインがしっかり綺麗に抵抗線として意識されている事を確認しておきましょう。
具体的な
フラッグを使った手法
最もシンプルなフラッグを使った手法
ラインブレイクを確認後エントリー
この画像の例で見るとトレンドラインに5回目にタッチしたタイミングで
上にブレイクして右肩下がりのレンジを脱したと判断できるのでこのタイミングで買いエントリーします。
損切りラインは直近の安値(高値)
損切りラインは直近の安値ラインに設定します。
この例だと約80pips分の損切幅があります。
利確ラインはレンジ相場の最高値ライン
トレンド相場は原則高値を更新するという性質を活かして
レンジ相場の最高値ラインを利確ラインにするのが最もシンプルな手法です。
この場合だと約130pipsの利益が見込めます。
リスクリワードが1:1.5
は取れるので悪くない戦略です。
フラッグを使った
専業トレーダーsakiさんの手法
エントリーと損切ラインは一緒で
右肩下がりのレンジをブレイクしたら買いエントリー
直近の安値ラインで損切は変わらずで
レンジ相場の高値から安値をフィボナッチ・リトレースメントで繋ぎフィボの1.618のラインで利確する手法です。
先ほどの手法より利確幅を広く取る事でリスクリワードが更に良くなっていますが
その分多少リスクが大きくなっています。
ブレイク後の反発を待ってからのエントリーもアリ
フラッグのレンジ相場をブレイク後
フラッグのラインやSMAまで戻って反発したのを確認してからエントリーすると
より安全にエントリーする事ができます。
反面
反発の確認が難しくやや上級者向けなトレードと言えます。
以下に ささっちさんの動画でsakiさんご本人が手法の解説をされているので
参考にして下さい!
チャートパターンや手法は
必ず自分で検証してから使って下さい
「実績のあるトレーダーさんが愛用しているチャートパターン」と聞くと即実弾投入して稼いでやろう!と思うかもしれませんが
チャートパターンや手法は必ず自分でしっかり検証して優位性が高い事を証明した上で実弾投入して下さい。
理由は仮に実績のあるトレーダーさんがフラッグだけで月利+30%安定して稼いでいたとしても
そのトレーダーさんと当ブログの読者の皆様では
- トレードの経験やスキル
- トレードスタイルの向き不向き
- 性格
…などの違いからチャートパターンや手法が同じでもエントリーや損切のタイミングが変わってきて同じ検証結果には絶対にはならないからです!
だから稼げるチャートパターンや手法を発見しても必ず検証して優位性が高い事を自分で証明した上で使って下さい。
検証して優位性が高い事が証明されて初めてそのチャートパターンや手法はその人の武器になります。
僕もフラッグの検証を以下の様にやっているので良かったら参考にして下さい!
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