困っている人
- ダウ理論って何ですか?
- なぜダウ理論が大事なのか?わかりやすく教えて欲しい
当記事ではこのような疑問にお答えしています。
今回はダウ理論の6つの基本原則の1つ
「トレンドは明確な転換のシグナルが出るまで継続する」
について解説しています
- トレードで稼ぎ続ける為の根幹的重要知識「トレンド相場の見極め方」が分かる
- トレンド相場の継続・否定・転換の3つの定義を視覚的に理解できる
- だから今買い注文すべきか?売り注文すべきか?それとも待つべきか?取るべき選択肢がハッキリする
- 取るべき選択肢を常に頭の中で整理整頓しておくとトレードの安定感が増す=トレードの収支が安定する
- マルチタイムフレーム分析の重要性が理解できる
ダウ理論の6つの基本原則の中でも特に重要で
非常に多くのFXトレーダーが活用している知識なので是非最後まで読んで頂き実践レベルまで引き上げて欲しいです!
この記事の信頼性
リュード
- FXトレード5年目のスイングトレーダー
- 1トレードで100pips~200pips獲得するのが得意
- FXの年間収支は80万円〜100万円程度
目次
ダウ理論の『トレンド継続の定義』とは?
高値と安値が切り上げている→上昇トレンド
高値と安値が切り下がっている→下降トレンド
- 高値と安値が切り上がっている→上昇トレンド
- 高値と安値が切り下がっている→下降トレンド
ダウ理論ではトレンドをこのように定義しています。
実際のチャートで見るとこんな感じです!
キレイな下降トレンドだと判断できますよね?
ダウ理論の『トレンド否定の定義』とは?
押し安値を下抜けしたら『上昇トレンド否定』|戻り高値を上抜けしたら『下降トレンド否定』
- 上昇トレンド中の押し安値(=前回の高値の起点となった安値)を下抜け=上昇トレンド否定のサイン
- 下降トレンド中の戻り高値(=前回の安値の起点となった高値)を下抜け=下降トレンド否定のサイン
このように定められており、トレンドの終焉が確定した時です。
実際のチャートだとこんな感じです!
戻り高値を上抜け確定した時点ではじめて下降トレンド否定されたと判断します。
トレンドの否定=トレンドの転換では無いので要注意
よくある勘違いですが
この時点ではあくまでトレンド否定であって「トレンド転換はしていない」という事です!
なので押し安値を下抜けして上昇トレンドが否定された後に方向感の無いレンジ相場になる事もありますし
上昇トレンド中に押し安値下抜け確定で上昇トレンド否定
↓
方向感が無くなってレンジ相場になった
↓
その後すぐにまた上昇トレンド
こんな感じで直ぐにまた上昇トレンドになる事も普通にあります。
だからこの上昇トレンド否定の時点でトレンド転換と勘違いしてドテンショート仕掛けてしまうと…
無駄な損失を被る可能性あるので注意しましょう!
焦っていたり、お金への執着心が強まっていると
知識的にダウ理論を理解していても
意外とこういうミスをするので
慎重かつ冷静に高値と安値を分析しましょう!
トレンド転換の定義は次項で詳細を解説します。
ダウ理論の『ドレンド転換の定義』とは?
上昇トレンド否定後に高値と安値が切り下がったら【上昇トレンド→下降トレンド】への転換
【上昇トレンド→下降トレンド】の転換はこの通りで
上昇トレンドが否定された後に高値&安値が切り下がったら下降トレンドに転じたと判断します!
下降トレンド否定後に高値と安値が切り上がったら【下降トレンド→上昇トレンド】への転換
【下降トレンド→上昇トレンド】の転換はこの通りで
下降トレンドが否定された後に高値&安値が切り上がったら上降トレンドに転じたと判断します!
下降トレンド
↓
戻り高値上抜け(=下降トレンド否定)※この時点ではトレンド転換していない
↓
戻り高値が押し安値に切り替わって高値切り上げ(=上昇トレンドに転じたと判断)
実際のチャートだとこんな感じ!
ダウ理論でトレンドを見極める時の注意点
必ず上位足のトレンドに従う事
例えば1時間足でチャートを見た時に明らかに上昇トレンドだったとしても
上位足の日足で見ると長期下降トレンド中で
- 1時間足→上昇トレンド
- 日足→下降トレンド
といったように複数のトレンドの方向感が一致しない時があります
この場合に1時間足だけを見て上昇トレンドだと判断して買い注文(ロング)すると
日足で見ると逆張り(トレンドに逆らう)トレードになってしまうのでトレードせずに静観した方が良いです!
実際のチャートで見ると
【1時間足】
この黄色の丸で囲った部分は上昇トレンドですが
【日足】
日足で見ると長期下降トレンドだった…なんてパターンも多々あるので
1時間足だけ見て上昇トレンドだと判断して買い注文(ロング)してしまうと長期目線でみると逆張りしてた…
なんて状況に陥る危険性あるので複数の時間足で相場分析するのが重要です!
複数の時間足で相場分析する事を「マルチタイムフレーム分析(MTF分析)」と言います。
MTF分析はFXで勝ち続ける為には必須スキルなので是非以下の記事を参考にして下さい!
ダウ理論とトレンドの見極め|実践編
それでは以下チャートで当記事のおさらいをしましょう!
自分なりに【高値or安値】を分析しつつ
このチャート上にを複数点在する【上昇トレンドor下降トレンド】を見極めてみて下さい!
(上位足は気にしなくてOK!)
じっくり時間かけて考えて頂いて結構です。
トレンドの見極めができたら以下に僕なりの回答を隠してあるのでチェックしてみて下さい!
僕はこんな感じで【高値&安値】を見つけ出し、上昇トレンドor下降トレンドを判断しました!
【お伝えしたい事】何度も値動きを観察して固有の目線を育むのが大事
多分上記の僕の回答と比較して
- 高値&安値の判断
- 上昇トレンド&下降トレンドの判断
双方とも完全一致した方は少ないのではないでしょうか?
ここでお伝えしたい大切な事は「自分なりの固有の目線を育む」です
なぜなら「どれが高値&安値なのか?」や「どれが上昇(下降)トレンドなのか?」等は上記のテストで実感して頂いた通りに各人で微妙に差異があり、学校のテストのように絶対的な正解が存在しないからです
だから
何度も値動きを観察する
↓
上記テストのように「どれが高値&安値なのか?」や「どれが上昇(下降)トレンドなのか?」等を見極める目を養う
↓
自分独自の固有の目線を養って「その目線で長期的にどれくらい稼ぎ続けられるのか?」を検証する
FXで稼ぎ続ける為にはこのサイクルを回すの必須です
なので
当記事で学んだ知識を実践レベルまで引き上げる為に今すぐに検証作業をしましょう!
検証についての詳細を以下2記事でまとめたので参考にして下さい
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