困っている人
- ダウ理論って何ですか?
- なぜダウ理論が大事なのか?わかりやすく教えて欲しい
当記事ではこのような疑問にお答えしています。
今回はダウ理論の6つの基本原則の1つ
「価格は全ての事象を折り込む」
について解説しています
- 価格は市場参加者の創意で決められているのが分かる
- 未確定のロウソク足をみて見切り発車でトレードするのは厳禁だと分かる
- どの時間足でトレードすれば良いのかが分かる
この記事の信頼性
リュード
- FXトレード5年目のスイングトレーダー
- 1トレードで100pips~200pips獲得するのが得意
- FXの年間収支は80万円〜100万円程度
目次
ダウ理論|価格は全ての事象を織り込む
価格は市場参加者の創意で決まる
価格(ロウソク足)ってどうやって形成されるのか
皆さんは考えた事ありますか?
ロウソク足が形成される過程は
- 金利差
- 自然災害
- 金融政策
- 地域紛争
- 景気動向
- 物価水準
…などなど
市場参加者の全ての総意で形成されます
勿論この中に僕たちトレーダーの感情も含まれていて
例えば
相場にはトレンド相場とレンジ相場がありますが
上昇トレンド
→市場参観者が欲望に満ちている
下降トレンド
→市場参観者が恐怖を抱いている
レンジ相場
→市場参加者が不安を感じている時
という捉え方もでき
価格(ロウソク足)には市場参観者の大衆心理が反映されています。
価格(ロウソク足)は市場参観者の総意である事実を元に
僕たちトレーダーが気を付けなければいけない事をお伝えします。
重要|ロウソク足は確定してから執行する
FX初心者の方がよくやりがちなミスで
ロウソク足未確定だけどリアルタイムでもの凄く長い下ヒゲできてて”このまま上昇しそうだから”早めにロングしたが…
でもロウソク足確定した時には大きく戻ってきて損切り
…など、今までにやった事ある人いませんかね?
まだロウソク足未確定だけどリアルタイムで物凄い下ヒゲ出来てて”このまま抵抗線を上抜けしそうだから”早めにロングしたが
ロウソク足確定時には大きく戻ってきてダマシに遭って損切り
…など衝動的にやりがちで、こういった時に無駄な損失を被ります
何がいけないのか?|確定済のロウソク足(事実)を確認してから仕掛けるのがセオリー
以下画像のロウソク足を確定済と見立ててみて下さい!
【左】長い下ヒゲ陽線=下位足で見ると高値切り上げ=上昇トレンド継続の可能性あり
【右】意識されている水平線&下位足で見る高値切り下げ=上昇トレンド否定
このように事実(確定済のロウソク足)の違いによって
僕たちトレーダーの取るべき選択肢が全く違ってくる場合もあります。
だからロウソク足が確定するのをしっかりと「待つ」のが大事
「トレーダーは待つのが仕事」と言われる位くらい待つのって実は大事なんです。
また、未確定のロウソク足をみて見切り発車でエントリーするのはいわば「未来予想」です。
でも僕たちトレーダーは予言者ではありません。
予言者では無い以上、当たりもしない未来予想に頼るのでは無く
事実(確定済のロウソク足)を確認してから適切に対応する方が賢明です
確定済のロウソク足を元に仕掛けるから「一貫性」が生まれる
またロウソク足が未確定な状態で見切り発車でエントリーするとトレードの一貫性が損なわれます
なぜなら
未確定だと一回一回のエントリーのタイミングに微妙にズレが生じてしまうからです
ズレが生じるとトレードに一貫性が無くなり収支に安定感が無くなります。
皆さんの目標は「長期的に一貫性のある収益を得る」の方が大半ですよね?
だから確定済のロウソク足を元にエントリーを仕掛ける必要があります。
大切なこと|監視すべき時間足が分かる
困っている人
「どの時間足みてトレードすれば良いのですか?」
初心者さんからよくこのような質問を頂くのですが
上記の「ロウソク足は確定してからエントリーする」
を理解頂ければ自然とこの疑問は晴れるのでは無いでしょうか?
そうです
ロウソク足が確定する時間にチャートを確認すれば良いので
例えば
30分ごとにチャートを確認できる人
→30分足でトレードする
1時間ごとにチャートを確認できる人
→1時間足でトレードする
4時間ごとにチャート確認できる人
→4時間足でトレードする
1日1回チャート確認できる人
→日足でトレードする
みたいな感じです。
性格やライフスタイルに無理なく100%マッチした時間足でチャートをみると良い
例えば
本業がフリーランスで時間に縛られずにチャート見れる
→1時間足で1時間ごとにチャートを監視する
サラリーマンだが緩い職場なので自由にトイレに駆け込んでチャート見れる
→1時間足でチャート監視する
逆に本業が多忙なので4時間に1回だけチャート見る
→4時間足チャートを監視する
既にリタイア済で時間に余裕があるがチャートに張り付くとつい無駄トレードしてしまうので敢えて4時間に1回だけチャート確認する
→4時間足チャートを監視する
忙しいし日中はFXのことを一切気にしたく無い
→1日一回だけ日足を確認する
このような感じで自分の性格やライフスタイルを基準に
無理なく監視できる時間足でトレードするのをオススメします
ここを抑えれば
スキャルピング、デイトレード、スイングトレードのどれが良いか?
自然と分かってくると思います
初心者時代の僕の失敗談|「稼ぎやすいから」や「資金が少ないから」でトレードスタイルを決めるのは危険
初心者時代の僕は「資金効率的に1番稼ぎやすそうだから」という理由で1時間足以下ベースのスキャルピングをしていたのですが
(あとから分かったのですが)僕は性格上
本業の合間にトレードすると「本業とトレードの忙しさの競合」が勃発して質の高いトレードを維持できす損失出しまくっていました。
「本業終わってからNY時間に参入すれば良いじゃない?」
という声が聞こえてくるかもですが
本業後の疲れて集中力を欠いた状態で環境認識しても質の高いトレードができず
NY時間に参入してスキャル
↓
睡眠不足に陥って更に本業やトレードに悪影響が出る
という悪循環に陥っていました
今現在は「本業が多忙なので4時間に1回、4時間足チャートを監視する」に落ち着きました
ここで僕がお伝えしたいのが「スキャルピングはダメ」と否定したいワケでは無く
要は
自身の性格やライフスタイルをベースに監視すべき時間足を決めた方が良い
って事です!
まとめ
おさらいをすると
- 価格(ロウソク足)は全ての事象を織り込んでおり市場参加者の総意でもある
- だから市場参加者の総意(ロウソク足)が確定してからエントリーなど行動するのがトレードのセオリー
- ロウソク足が確定してから行動するからトレードに一貫性が出てくる
- ロウソク足が確定する時間だけチャート確認すれば良い
- だから確認しやすい時間足で環境認識すれば良い
- 監視する時間足は性格やライフスタイルベースで決めた方が良い
こんな感じです。
「」で解説している通りダウ理論では他にもFXで稼ぎ続けるための重要な知識が詰まっています。
以下記事を参考にしっかりと基礎を固めて知識を実践レベルまで引き上げる努力をしましょう!
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